「ベンツVクラスって、いったい誰が乗ってるの?」。「気になる。でも同時に不安もある」――その感覚、すごく自然です。
試しに検索すると「Vクラスはなぜ安い」「Vクラスは故障が多い」みたいな話題が出てきて、さらに「Vクラスのデメリット」や「Vクラスはうるさい」まで見えてくる。買っていいのか、やめたほうがいいのか、頭がこんがらがりますよね。
しかも「Vクラス=芸能人」みたいなイメージもあって、実際に乗ってる人がどんな人なのかも気になるところ。
さらに「Vクラスのサイズ」の現実も含めて、生活に合うかどうかが一番の分かれ道。
そこでこの記事では、噂や印象に流されず、あなたの状況に合う判断ができるようにポイントだけを整理していきます。不安を安心に変える材料集め、ここからです。
まず結論から
ベンツVクラスに乗ってる人は、「見栄を張りたい人」だけではありません。
むしろ多いのは、①仕事や送迎で“道具として必要”な人、②家族や趣味の遠征で“移動の質”を上げたい人、③国産ミニバンの快適さを知った上で“メルセデスの走りと世界観”を選ぶ人です。
後悔の原因は、車の格よりも「サイズの現実」「維持費の波」「期待値のズレ」。ここを先に潰せば、Vクラスは最高に頼れる相棒になります。
この記事をまとめる際に参考にした公式サイトなどへのリンクは、文末にまとめて掲載しています。当記事と一緒に読むと理解がより一層深まります。
ベンツVクラスに乗ってる人のリアル:7タイプでわかる“選ぶ理由”

- タイプ1:法人・送迎・医療系など「仕事で必要」な人
- タイプ2:子育てファミリー「子どもが小さい時期だけ贅沢」な人
- タイプ3:アウトドア・スポーツ遠征「人も荷物もまとめて運ぶ」人
- タイプ4:国産高級ミニバン経験者「快適さは知ってる、次は世界観」な人
- タイプ5:見た目より「距離を走る」人
- タイプ6:いわゆる「成功してそう」に見られたい人
- タイプ7:「乗せる人が主役」な人
- 「金持ちしか乗れない?」への答え:年収より“お金の使い方”
- 周りからどう見られやすい?よくあるイメージと“ズレ”
- 主要スペック(MP202601)をサクッと把握:サイズ感は数字で冷静に
タイプ1:法人・送迎・医療系など「仕事で必要」な人
Vクラスでいちばん“説明がつく”のがこの層です。
ホテル送迎、役員車、クリニックの送迎、撮影現場の移動など、「複数人を丁寧に運ぶ」ことが日常。車内が広いだけでなく、乗り降りのしやすさ、荷物の積みやすさ、そして“きちんとした印象”が求められます。
Vクラスはミニバンというより「プレミアムなワンボックス」。ビジネス用途では、車が名刺代わりになる場面もあります。だから“ベンツの星”が効いてくる。
こういう人は、見栄というより合理。必要経費の感覚です。
タイプ2:子育てファミリー「子どもが小さい時期だけ贅沢」な人
意外に多いのがここ。
チャイルドシート、ベビーカー、習い事の道具。とにかく荷物が多い時期に、車内の余裕は正義です。Vクラスは荷室容量が大きく、3列目使用時でも610L、最大4200Lという数字が公式で紹介されています。
「ミニバンは家族のため」と割り切る人ほど、車内の空気感を大事にします。移動がギスギスしない。ここ、超重要。移動が快適だと、休日がちょっとだけ平和になります。
タイプ3:アウトドア・スポーツ遠征「人も荷物もまとめて運ぶ」人
サーフィン、スノボ、釣り、ゴルフ、ロードバイク。こういう趣味の人は、車を“倉庫兼ラウンジ”として使います。Vクラスは2列目・3列目シートを取り外して広大な空間にできる点が特徴だからです。
遠征帰りに車内で着替える、道具を乾かす、仮眠する。
そういう生活感まで受け止める器。便利というより頼もしさですね。
タイプ4:国産高級ミニバン経験者「快適さは知ってる、次は世界観」な人
アルファード/ヴェルファイアに乗ったことがある人ほど、Vクラスの選び方がシビアです。
「静かさ」「内装の豪華さ」だけで見れば国産が強い場面もある。
だから、Vクラスは別軸で選ばれます。
具体的には、“走りの重さ”“高速の安定感”“後輪駆動の感触”みたいな、満足感ですかね。試乗で「お、これ好きだ」と刺さる人がいます。刺さらない人もいます。相性の車です。
タイプ5:見た目より「距離を走る」人
Vクラスはボディが大きいのに、最小回転半径5.6mで取り回しの数値は悪くない部類です。
ただし、幅は1930mm。ここがクセ者。
それでも選ぶのは、長距離移動が多い人。移動時間が長いほど、シートや足回りの差が効いてきます。車内で会話しても疲れにくい。降りたときの“どっと感”が減る。そういう快適さを買っています。
タイプ6:いわゆる「成功してそう」に見られたい人
正直、この層もゼロではありません。
星マークの存在感、ありますから。
ただ、ここで大事なのは“見られ方の設計”。同じVクラスでも、黒のフルメッキでAMG感を強めると「威圧感」が出やすい。
反対に、色味を柔らかくしたり、過剰なカスタムを避けたり、運転マナーを丁寧にすると、「品がいい人」に寄ります。印象は作れる。これ、意外と盲点です。
タイプ7:「乗せる人が主役」な人
家族でも仕事でも、Vクラスに惚れる人は“自分の運転席”より“後ろの居心地”に価値を置きます。2列目が快適だと、車は移動手段から“空間”になります。
MP202601の装備表(PDF)には、ドライビングアシスタンス系や360°カメラシステム、PRE-SAFEなどの安全装備が掲載されています。
運転する側の安心感があるから、同乗者の快適さも守れる。
「金持ちしか乗れない?」への答え:年収より“お金の使い方”
Vクラスを調べる意図の奥には、「あれに乗ってる人、どれくらい余裕あるの?」という本音がよくあります。
ただ、Vクラスは“金額そのもの”より、「どこにお金を振るか」で選ばれる車です。
毎日運転して仕事の質を上げる、家族の時間を穏やかにする、遠征の疲れを減らす。こういう“生活の投資”として成立している人は、背伸びでも見栄でもなく、価値を感じて買っています。
逆に、周りに見せたい気持ちだけで買うと、維持費の波やサイズの現実で心が削られます。車に乗るたびに緊張。しんどい買い物になります。
周りからどう見られやすい?よくあるイメージと“ズレ”
Vクラスは「送迎」「芸能」「社長」「大きいベンツ」。このイメージが先に走ります。
けれど実態は、家族カーや趣味カーとして使っている人も多い。ここにズレが生まれます。
ズレがイヤなら、購入後に“自分のストーリー”を用意しておくと楽です。
たとえば「子どもの部活遠征で荷物が多くて」「両親を乗せる機会が増えて」みたいな、納得感のある理由。自分が自分に説明できると、視線が気にならなくなる。
主要スペック(MP202601)をサクッと把握:サイズ感は数字で冷静に
数字を見ると、感情が落ち着きます。Vクラスは“憧れ”だけで買うと失敗しやすいので、ここは一度クールに。
| 項目 | V220d | V220d long |
|---|---|---|
| 全長 | 4895mm | 5140mm |
| 全幅 | 1930mm | 1930mm |
| 全高 | 1880mm | 1880mm |
| ホイールベース | 3200mm | 3200mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.6m |
| WLTCモード燃費 | 13.0km/L | 12.6km/L |
出典:Mercedes-Benz(PDF)
Vクラスで後悔しがちなポイントと、買う前に潰すべき現実

- 後悔ポイント1:全幅1930mm問題。駐車場で詰む
- 後悔ポイント2:ボディサイズの選び方を間違える。標準・ロング・エクストラロングの沼
- 後悔ポイント3:維持費は「平均」より「波」でしんどくなる
- 後悔ポイント4:国産ミニバンの“おもてなし装備”を期待しすぎる
- 後悔ポイント5:グレードと価格の落とし穴。「欲しいVクラス」はだいたい高い
- 失敗談を教訓に:買ってから“うわ…”となったリアル
- “ユーザー目線”の対策3つ(後悔を減らす実践版)
- リセールを気にする人へ:新車より“出口”を先に考える
- 中古で狙うなら:まず見るべきは「駐車ストレス」と「整備履歴」
後悔ポイント1:全幅1930mm問題。駐車場で詰む
後悔で一番多いのは、車の性能ではなく「日常の動線」です。
全幅1930mmは、都心の狭い道・コインパーキング・機械式駐車場で牙をむきます。ここを甘く見ると、毎日がプチ罰ゲーム。買ってから気づくと、かなりしんどい。
対策はシンプルで、購入前に“3つの場所”で試すことです。自宅駐車場、職場(またはよく行く駅周辺)、そして一番よく行くスーパー。
Vクラスは幅も長さも「行ける場所・行けない場所」の差がハッキリ出ます。生活導線テスト、ここが勝負どころ。
後悔ポイント2:ボディサイズの選び方を間違える。標準・ロング・エクストラロングの沼
Vクラスは「どれを買うか」で満足度が大きく変わります。
ロングまでは最小回転半径5.6mですが、エクストラロング系は6.0mと一段重くなります。
さらにホイールベースも、標準/ロングは3200mm、エクストラロングは3430mm。
数値だけでも、曲がり角と駐車の難しさが想像できます。
| 項目 | V220d | V220d long | V220d extra-long |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4895mm | 5140mm | 5370mm |
| ホイールベース | 3200mm | 3200mm | 3430mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.6m | 6.0m |
| WLTCモード燃費 | 13.0km/L | 12.6km/L | 12.6km/L |
出典:Mercedes-Benz(PDF)
選び方のコツは、「何を積むか」より「どこに停めるか」を先に決めること。積載は工夫でどうにかなりますが、駐車場はどうにもならない。
後悔ポイント3:維持費は「平均」より「波」でしんどくなる
ベンツ全般に言えるのですが、維持費は毎月一定ではありません。
車検、タイヤ、ブレーキ、バッテリー、消耗品。ある月にドンと来ます。
とくにVクラスは車重も大きめで、部品も大きい。
まとめて交換になると金額のインパクトが強い。だからこそ、購入前に「年間平均いくら」より、「一撃でいくら来る可能性があるか」を想定しておくと心が折れません。
後悔ポイント4:国産ミニバンの“おもてなし装備”を期待しすぎる
ここは感情の話。
アルファード系の“わかりやすい豪華さ”に慣れていると、Vクラスの一部装備が物足りなく感じる人がいます。
逆に、走りや質感の方向性がハマると、満足度がグッと上がる。
要は期待値の置き方。試乗の段階で、2列目に座る人にも乗ってもらうのが鉄則です。運転手だけが盛り上がると、後から揉めます。
後悔ポイント5:グレードと価格の落とし穴。「欲しいVクラス」はだいたい高い
MP202601のメーカー希望小売価格は、V220dが961万円、V220d longが996万円とベンツ公式に記載があります。
さらに上級仕様(Platinum SuiteやBlack Suite)になると、1000万円台前半~後半が見えてきます。
「ベース車なら買える」と思っていたのに、装備を見たら理想が上がる。あるあるです。
| グレード(MP202601) | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|
| V220d | 961万円 |
| V220d long | 996万円 |
| V220d extra-long | 1041万円 |
出典:Mercedes-Benz(PDF)
失敗談を教訓に:買ってから“うわ…”となったリアル
失敗談1:立体駐車場で入れない。休日の空気が一気に重くなる
ある休日、家族で買い物に出かけました。駐車場の入口に並んで、いつも通り入れるつもりだったのに、係員さんに「この車幅だと厳しいかもしれません」と言われて冷や汗。結局、近くの平面駐車場を探してウロウロ。子どもは退屈、同乗者は無言で気まずい空気に。
原因は「普段行く場所の駐車条件を、購入前に確認していなかった」ことです。防ぎ方は単純で、買う前に“よく行く駐車場3つ”を実際に見に行くこと。高さ制限だけじゃなく、入口の曲がりや枠の幅まで。これでストレスが激減します。
失敗談2:維持費がまとめて来る。平均じゃなく“波”がつらい
購入してしばらくは快調。ところが点検の時期が重なり、タイヤ・ブレーキ・バッテリーなど気になる項目が一気に出てきました。見積もりを見た瞬間、「え、今月これ?」と固まる感覚。
よくある誤解は「月々いくら」で考えることです。輸入車は特に、費用が一定ではなく“まとめて来る”ことがあります。防ぎ方は、最初から「年に1回は大きめの出費がある前提」で予備費を用意すること。さらに、整備先や保証の考え方を先に決めておくと、焦りが減ります。
失敗談3:家族の期待とズレる。運転席だけ盛り上がってしまう
試乗で運転して「これだ!」とテンション爆上がり。その勢いで購入したものの、家族は意外と冷静でした。「2列目、思ったより普通かも」「この大きさ、毎日使うの大変じゃない?」と、後から現実的な意見が出てきて、じわじわ気まずい。
原因は「運転する人の満足」と「乗る人の満足」を同じだと思い込んだことです。防ぎ方は、購入前に同乗者にも試乗してもらい、2列目・3列目での快適さを確認すること。座る位置、足元、荷物の置き場。ここを家族で合意しておくと、後悔が激減します。
“ユーザー目線”の対策3つ(後悔を減らす実践版)
対策1:72時間の生活導線テスト。買う前に“困る場所”を先につぶす
Vクラスで後悔しやすいのは、走りや装備より「日常の使いにくさ」です。だから購入前に、できれば3日間だけでも“いつもの生活ルート”を実走してみてください。
自宅の出入り、通勤路、子どもの送迎、よく行くスーパーや商業施設。ここを走るだけで「この道はキツい」「この駐車場は入らない」「切り返しが面倒」など、現実が一気に見えます。
おすすめは、①自宅駐車場②一番行く買い物先③一番行く駅や病院、この3つを必ずチェックすること。Vクラスが合うかどうかは、ここで8割決まります。
対策2:2列目の“快適の基準”を先に決める。家族の不満を未然に止める
Vクラスは「運転する人が楽しい」だけで買うと、あとでズレが出やすいです。大事なのは、乗る人が何を快適と感じるか。ここを先に潰すこと。
たとえば「子どもが酔いにくい座席がいい」「祖父母が乗り降りしやすい高さがいい」「2列目で食事や作業ができると助かる」など、家族ごとに正解が違います。
試乗のときは、運転席だけじゃなく2列目・3列目にも必ず座ってもらい、「どこがラクで、どこが嫌か」を確認しておくと後悔が激減します。
対策3:“見られ方”はカスタムより運転で整える。印象が一段変わる
Vクラスはどうしても目立ちます。だからこそ、周りの目が気になる人は「派手にする」より「感じよく見せる」方向が効きます。
ポイントは車よりも運転。急発進、強引な割り込み、雑な駐車。これをやると、車が大きい分だけ悪目立ちします。
逆に、ゆったり走って、譲って、停め方が丁寧だと「いい車に乗ってるのに、感じがいい人」に見えます。これ、ほんとに効きます。
リセールを気にする人へ:新車より“出口”を先に考える
「いつか売るとき、どうなる?」も、考えておく。
ガリバーのページでは、Vクラスのリセール(残価率)情報として25.1%〜44.8%というレンジが示され、算出は直近6ヶ月の実績データに基づく旨が書かれています。
もちろん相場は年式・型式・状態で大きく変わります。それでも、購入前に“出口を意識する”だけで失敗は減ります。具体的には、人気色、整備履歴が追える個体、保証の厚さ。ここを守ると、いざという時に助かります。
中古で狙うなら:まず見るべきは「駐車ストレス」と「整備履歴」
Vクラスは新車価格が大きいぶん、中古での選択肢も現実的です。
まず確認したいのは、実生活での駐車ストレスが耐えられるか。次に、整備履歴がきちんと追える個体か。ここが揃うと安心感が段違いです。
特にディーゼル系は、走り方や使い方でコンディション差が出やすいので、購入前の点検と保証の有無はケチらない方がいい。買った後に泣かないために。
最後に:Vクラスは「誰が乗るか」より「どう使うか」で価値が決まる
Vクラスに乗ってる人は、派手な人ばかりではありません。
必要があって選び、納得して乗っている人が多い。大きい車を“使いこなす覚悟”がある人です。
あなたがVクラスを検討しているなら、周りの目より、自分の生活に合うかを一番に。合えば最高。合わなければ、別の幸せがあります。車選びって、そういうものですよね。
参考にした・あわせて読みたいリンク
・メルセデス・ベンツ日本:V-Classカタログ(Data Information/MP202601)
・V-Class Data Information(主要諸元・燃費・価格表・装備表)(PDF)
・価格.com:Vクラス主要スペック(荷室容量など)
・ガリバー:Vクラスのリセール(残価率)データの説明



