ベンツAクラスは壊れやすい?W176/W177の定番故障と修理費、中古で後悔しない全チェック

ベンツAクラスのイメージイラスト(ヨーロッパの町並みと白いAクラス) メルセデスベンツ
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「ベンツAクラス、デザインも走りも好き。でも調べてみると“壊れやすい”が出てきて心が揺れる…」そんな不安、すごく自然です。憧れで買ったのに、警告灯でドキッ。修理見積もりでヒヤッ。そんな未来は避けたいですよね。

この記事では、Aクラスが壊れやすいと言われる理由を“世代差(W176/W177)”“よくある不調”“使い方”まで深掘りし、中古購入で失敗しないチェックポイントと、買った後に壊れにくくするコツまで、やさしく整理します。

まず結論から
ベンツAクラスは「弱点を知らずに買う」と不安が増えやすい一方、①世代とパワートレインに合った注意点を押さえる、②整備履歴の良い個体を選ぶ、③保証と予防メンテを最初からセットで考える。

この3つができれば“普通に安心して乗れる”車です。

壊れやすいの正体は、機械がすぐ壊れるというより「電子制御が多く軽微な異常でも表示が出やすい」「診断や部品の都合で修理単価が上がりやすい」「短距離・渋滞中心だと不調が表に出やすい」。ここを理解できると、怖さが納得に変わります。

この記事をまとめる際に参考にした公式サイトなどへのリンクは、文末にまとめて掲載しています。当記事と一緒に読むと理解がより一層深まります。

  1. 「壊れやすい」の正体:よくある故障・不調を世代と仕様で整理
    1. まず世代を確定:W176は2012-2018、W177は2018年以降
    2. 「しょっちゅう壊れる車」なのか?印象と実態のギャップ
    3. 「壊れた」より先に「表示が出る」:電子制御が多い車の特徴
    4. 冷却系(サーモスタット/ハウジング):定番だが早期対応で収まりやすい
    5. オイル漏れ:年数が経つほど「にじみ」に気づけるかが勝負
    6. 変速機(DCT):クセと不具合の境界線を見極める
    7. W177のディーゼル(A200d等)は8G-DCT:仕様差を知ると納得しやすい
    8. 電装・ソフトウェア:リコール/改善措置の“未実施”が不安を増やす
    9. バッテリー(メイン/補助):警告が出たらまず電源を疑う
    10. ディーゼルの後処理(NOx/AdBlue系):警告ランプと相性が出やすい
    11. ひと目で整理:症状→疑いどころ→最初にやること
  2. 中古で後悔しない買い方と、買った後に壊れにくくするコツ
    1. 走行距離より「整備履歴」:記録簿が揃う個体は、心も強い
    2. 購入前チェックはこの順番:リコール検索→書類→試乗→できれば診断
    3. 修理費の“目安”は幅で持つ:ショックを小さくする考え方
    4. 維持費の考え方:壊れる前提ではなく「備える前提」
    5. 整備先と保証:迷ったら「窓口が1本」の環境に寄せる
    6. 不安を減らすユーザー目線3つ
    7. よくある質問(FAQ)
  3. ベンツAクラスは壊れやすい:まとめ

「壊れやすい」の正体:よくある故障・不調を世代と仕様で整理

ベンツAクラスのイメージイラスト1
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  • まず世代を確定:W176は2012-2018、W177は2018年以降
  • 「しょっちゅう壊れる車」なのか?印象と実態のギャップ
  • 「壊れた」より先に「表示が出る」:電子制御が多い車の特徴
  • 冷却系(サーモスタット/ハウジング):定番だが早期対応で収まりやすい
  • オイル漏れ:年数が経つほど「にじみ」に気づけるかが勝負
  • 変速機(DCT):クセと不具合の境界線を見極める
  • W177のディーゼル(A200d等)は8G-DCT:仕様差を知ると納得しやすい
  • 電装・ソフトウェア:リコール/改善措置の“未実施”が不安を増やす
  • バッテリー(メイン/補助):警告が出たらまず電源を疑う
  • ディーゼルの後処理(NOx/AdBlue系):警告ランプと相性が出やすい
  • ひと目で整理:症状→疑いどころ→最初にやること

まず世代を確定:W176は2012-2018、W177は2018年以降

中古市場で多いAクラスは大きく2世代です。

W176は2012-2018、W177は2018年以降。

世代が違うと電子装備や制御も変わり、トラブルの出方も変化します。まず“自分が買うのはどっち?”を確定させましょう。

「しょっちゅう壊れる車」なのか?印象と実態のギャップ

結論から言うと、現行型Aクラス(W177)を中古で狙う場合、輸入車だからといって「しょっちゅう壊れる」前提で怯える必要は薄いといえます。

中古車情報メディアのカーセンサーでは、現行型は「故障の心配は特にはなく、しょっちゅう壊れるみたいな車ではない」といった趣旨で述べられています。

ただし、ここが落とし穴。

Aクラスは電子制御が多いぶん、小さな異常でも表示が出やすく、診断や部品の都合で修理単価が上がりやすい。だから「壊れた回数」より「一回のショック」が大きくなりがち。

これが“壊れやすい印象”の正体です。印象の罠ですね。

「壊れた」より先に「表示が出る」:電子制御が多い車の特徴

Aクラスは安全装備・快適装備まで電子制御が多く、不調の入口でエラー表示や警告灯が出やすいタイプです。走行不能になる前に知らせてくれるのは良いことですが、体感としては「また出た…」になりやすい。焦りやすいポイント。

さらに、センサーや制御プログラム由来の不具合は原因の切り分けに診断が必要で、部品が小さくても工賃が増えがちです。じわっと痛い現実。

冷却系(サーモスタット/ハウジング):定番だが早期対応で収まりやすい

W176で特に話題に上がりやすいのが冷却系です。

症状は、水温が安定しない、ヒーターが温まりにくい、警告灯点灯など。整備事例では「サーモスタットハウジング付近からの滲みが比較的多い」「樹脂ハウジングの劣化や熱による歪みが原因になり得る」といった説明があります。

費用は条件で変わりますが、サーモスタットAssy交換で対応した例として整備事例が公開されています。 ここは放置が一番怖い領域。警告が出たら早めに診断、必要なら交換。鉄則です。

オイル漏れ:年数が経つほど「にじみ」に気づけるかが勝負

W176ではオイル漏れ修理の整備事例も公開されています。

駐車場のにじみ跡や、下回り点検で発見して修理提案につながったケースが紹介されており、日常的に“地面や下回りをチラ見する”重要性が示されています。

オイル漏れは急に爆発的に壊れるというより、じわじわ進むことが多いタイプ。だからこそ、気づける習慣が強い。

変速機(DCT):クセと不具合の境界線を見極める

AクラスはDCT(デュアルクラッチ)採用車が多いです。

日本仕様のW176(A180など)は7速DCT(7G-DCT)搭載として紹介されています。

DCTは構造上、低速域で“間”や軽いギクシャクを感じることがあり、これが「壊れてる?」につながりがち。ただし、すべてが故障ではありません。

試乗で見るべきは再現性です。

毎回同じ状況で強く出る、変速ショックが急に大きい、警告灯が点く。この場合は購入前点検を前提に考えるのが安全です。

W177のディーゼル(A200d等)は8G-DCT:仕様差を知ると納得しやすい

W177ではグレードによって変速機が異なります。

たとえばA200dセダンは8速DCT(8G-DCT)との組み合わせが紹介されています。

「AクラスのDCTが不安」という人でも、世代・仕様が違えば体感も変わります。ここを把握しておくと、無駄に怖がらずに済みます。

電装・ソフトウェア:リコール/改善措置の“未実施”が不安を増やす

近年のAクラスはメーターや表示制御の比重が高く、制御プログラム対策(改善措置)が案内されることがあります。日本ではインストルメントクラスタの制御プログラムに関する対策が公表され、対策プログラムへ書き換える方針が示されています。

ここで大事なのは“対象かどうか”より“未対策が残っていないか”。購入前に車台番号で検索できるので、必ず確認しましょう。

バッテリー(メイン/補助):警告が出たらまず電源を疑う

Aクラスは電源系の状態で警告が出ることがあります。

電圧があるように見えても弱っているケースもあり、電源まわりの点検で改善することがあります。表示が出たら、まず電源。遠回りを減らすコツです。

ディーゼルの後処理(NOx/AdBlue系):警告ランプと相性が出やすい

ディーゼルは排ガス後処理がある分、警告灯トラブルの種類が増えます。

A200dでNOxセンサー交換を行った整備記録が公開されており、診断機で原因を特定して対応する流れが示されています。

ディーゼルを選ぶなら、短距離だけより“たまにしっかり走れる生活”のほうが相性が良い。車がすねにくい、という感覚です。

ひと目で整理:症状→疑いどころ→最初にやること

※費用は年式・地域・部品供給・工賃で大きく変わります。ここでは「まず何を疑うか」に集中します。

不調の領域ありがちな症状まず疑うところ最初にやること
冷却系水温が安定しない/ヒーターが弱い/警告灯サーモスタット/ハウジング早めに診断→必要なら交換
オイル駐車場ににじみ/焦げたにおいパッキン類/下回り下回り点検→早めに修理
変速機(DCT)低速でギクシャク/反応が遅い仕様の特性or不具合試乗で再現性確認→購入前点検
電装/ソフト警告表示/一部機能が止まる対策未実施/センサーリコール検索→必要なら書換
ディーゼル後処理チェックランプ/出力制限NOx/AdBlue関連診断機で原因特定→修理

中古で後悔しない買い方と、買った後に壊れにくくするコツ

ベンツAクラスのイメージイラスト4
Create By luxurycar-motors
  • 走行距離より「整備履歴」:記録簿が揃う個体は、心も強い
  • 購入前チェックはこの順番:リコール検索→書類→試乗→できれば診断
  • 修理費の“目安”は幅で持つ:ショックを小さくする考え方
  • 維持費の考え方:壊れる前提ではなく「備える前提」
  • 整備先と保証:迷ったら「窓口が1本」の環境に寄せる
  • 不安を減らすユーザー目線3つ
  • よくある質問(FAQ)

走行距離より「整備履歴」:記録簿が揃う個体は、心も強い

Aクラスは個体差が出やすい車です。

だから「低走行=安心」より、「点検記録簿が揃っている」「消耗品交換が定期的」「警告灯が出たときに放置していない」この3点が効きます。前オーナーの“性格”が車に出る感じ。

短距離ばかりの使い方だと油脂類が温まり切らず、状態が荒れやすいこともあります。逆に丁寧に乗られた個体は、ちゃんとコンディションが良い。ここがAクラスの分かりやすさです。

購入前チェックはこの順番:リコール検索→書類→試乗→できれば診断

最短ルートは順番を守ることです。

まず、車台番号でリコール/改善措置の未実施がないか確認します。公式ページで検索できます。

次に点検記録簿と整備明細で“何がいつ換えられたか”を見ます。冷却系、バッテリー、油脂類が放置気味だと購入後の出費が増えがち。現実です。

そして試乗。発進と停止を何回か繰り返し、変速の違和感が毎回強く出ないか、水温や警告表示が不自然に動かないか、電装が素直に反応するかを確認します。できれば診断機チェックでエラー履歴も見られると安心。安心は買える。

修理費の“目安”は幅で持つ:ショックを小さくする考え方

輸入車は部品代・工賃が国産より高くなりやすいので、価格を一点で覚えると心が折れます。おすすめは「幅」で持つこと。

例えば冷却系は整備事例が複数あり、サーモスタット/ハウジング周辺の修理が話題になりやすい領域です。

オイル漏れも年数が経つほど起きやすく、点検で早めに見つけるのが大切だと整備事例で触れられています。

つまり「起こり得る場所が分かっている」。これは強い材料です。

維持費の考え方:壊れる前提ではなく「備える前提」

Aクラスの悩みは“壊れる回数”より“直す単価”に出やすいです。

そこでおすすめなのが、買った瞬間からメンテ費を積み立てること。毎月少額でも積んでおけば、警告灯が点いても心が折れにくい。精神衛生の貯金って感じです。

また、タイヤやブレーキなどの消耗品はグレードやホイールサイズで金額が変わります。購入前にタイヤサイズと交換履歴を見ておくと、「え、こんなに?」が減ります。先に知るのが強さです。

整備先と保証:迷ったら「窓口が1本」の環境に寄せる

電子制御が多い車は、診断と部品手配がスムーズな整備先があるだけで安心感が段違いです。認定中古車や延長保証を選ぶのも現実的な手。

保証料がもったいないと感じても、“困ったときに相談できる先が確保される”価値は想像以上です。心の保険ですよ。

不安を減らすユーザー目線3つ

1つ目:商談で聞くことを固定して「ハズレ個体」を先に落とす

Aクラスの不安は、買ってから急に増えます。

だから先に“質問の型”を作って、買う前に情報を取り切るのが正解です。

聞くのは毎回この3つだけでOKです。質問がブレないと、判断もブレません。

  • 直近1年で交換した部品と理由(ただの消耗品交換か、トラブル対応かが分かる)
  • 警告灯が点いた履歴と、そのとき何を直したか(「消えました」だけは危険)
  • リコール/改善措置が実施済みか(未実施が残っていると不安が長引く)

ここでの“赤信号”は、答えが曖昧なことです。

「前オーナーなので分かりません」「整備記録はありません」「保証で何とか」みたいな返し。モヤモヤが残る個体は、買ってからもっとモヤモヤします。心が削れる未来。

逆に“青信号”は、記録簿や明細で説明できること。言葉ではなく証拠。安心の土台です。

2つ目:買った直後に「弱点に寄せた点検」を1回だけ入れて、後出しトラブルを減らす

Aクラスは、いきなりドカンより「小さな異常→表示」で不安が育ちやすい車です。

だから最初の1回で、弱点をまとめて見てもらう。これが効きます。

点検の狙いは“故障を探す”より、今の状態を把握して、先回りの計画を立てること。ここがポイントです。

点検で見てほしいのは、ざっくりこのあたりです。

冷却系のにじみ(サーモ周り)、オイルのにじみ(下回り)、バッテリー(メイン/補助)と電圧、診断機でのエラー履歴、変速の違和感があるならDCTの状態確認。

これを最初にやると、「警告灯が点いた→パニック」が「想定内」に変わります。気持ちが楽。ここが大きいです。

3つ目:生活に1ルールを入れて“壊れにくい使い方”を自分のものにする

正直、車は乗り方で変わります。

特に短距離・渋滞が多い人ほど、Aクラスはコンディション差が出やすい。だからこそ、難しいことを増やさず、1個だけ習慣にします。

おすすめは「週1回、20分以上走ってしっかり温める」。これだけで、車の調子が整いやすくなります。

もう1つの候補は「渋滞でジワジワ前進を続けない」。DCTの違和感が気になる人ほど、これでストレスが減ることがあります。

大事なのは、完璧な運転テクじゃなく“続くルール”。続くことが勝ち。習慣メンテです。

まとめ:この3つで「怖い」が「管理できる」に変わる

  • 買う前は質問テンプレで情報を取り切って、ハズレを切る。
  • 買った直後は弱点に寄せた点検で“現状把握”して、先回りする。
  • 日常は1ルールでコンディションを維持する。

この流れができると、「壊れやすいかも…」が「やること分かってる」に変わります。不安の正体が見える状態。これが、後悔しない一番の近道です。

よくある質問(FAQ)

Q1.結局、Aクラスは買って大丈夫ですか?
A.世代と仕様を合わせて弱点を押さえ、整備履歴の良い個体を選び、保証・予防メンテを組めば、過度に怖がる必要はありません。現行型について「しょっちゅう壊れる車ではない」という趣旨の解説もあります。

Q2.W176とW177、どちらが無難ですか?
A.一概に断言はできませんが、W177は装備が進化する分、ソフト対策の未実施確認が重要です。車台番号で検索できるので、購入前に必ず潰しましょう。

Q3.DCTのギクシャクは故障ですか?
A.軽い違和感は特性として感じる人もいます。一方で、違和感が強い、毎回同じ場面で出る、警告灯が点く場合は点検推奨。試乗と診断で切り分けるのが安心です。

Q4.ディーゼル(A200d等)はやめた方がいい?
A.後処理装置がある分、警告トラブルの可能性はあります。ただ、診断機で原因特定→部品交換で対応する事例もあります。保証の厚い個体を選ぶとリスクは下がります。

ベンツAクラスは壊れやすい:まとめ

ベンツAクラスは「壊れやすい車」というより「不安が出やすい車」です。

電子制御が多く、小さな異常でも警告表示が出やすいため、トラブルが目立って見えます。さらに診断や部品の都合で修理費が上がりやすく、“一度の出費”が印象を悪くします。

だからこそ重要なのは個体選びと準備です。走行距離より整備履歴、警告灯履歴、リコール/改善措置の実施状況を確認し、購入直後に弱点を点検しておけば安心度が上がります。

結局、Aクラスは管理の差が満足度に直結する車です。

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