ベンツゲレンデはなぜ高い?2000万円超でも売れる7つの理由と後悔しない買い方

ベンツのイメージイラスト(青いベンツゲレンデ) メルセデスベンツ
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ベンツのゲレンデ(Gクラス)って、価格を見た瞬間に脳がフリーズしませんか。

「高すぎる…でも欲しい」。この矛盾、めちゃくちゃ自然です。

しかもゲレンデは“高いのに売れる”だけでなく、中古まで強気でも動く場面がある。

いったい、なぜこんな値付けが成立するのか。ここが腹落ちすると、買う・買わないの判断が一気にラクになります。納得の瞬間です。

結論から
ゲレンデが高いのは、
(1)専用設計の本格オフローダー構造で原価が高い、
(2)手作業中心で生産効率が低い、
(3)歴史とデザインが“ブランド資産”として価格を支える、
(4)需要>供給で希少性が強い、
(5)円安や物価上昇で輸入車価格が上がりやすい、
(6)オプションと限定車で総額が伸びやすい、
(7)リセールの強さと「高いから高い」心理が価格を落ちにくくする
この7つが同時に効いているからです。
作り・市場・感情が全部のっかる車。厄介だけど魅力的な車です。

この記事をまとめる際に参考にした公式サイトなどへのリンクは、文末にまとめて掲載しています。当記事と一緒に読むと理解がより一層深まります。

ベンツゲレンデがなぜ高い?価格が跳ねる7つの理由

ベンツのイメージイラスト(青いゲレンデと建物)
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  • 理由1:まず価格の現実。表示価格と「乗り出し総額」は別物
  • 理由2:構造が普通のSUVじゃない。専用設計の“本格オフローダー”
  • 理由3:ほぼ手作業で作る。約100時間かける“非・量産”の生産方式
  • 理由4:1979年から続く“変わらない価値”。歴史とデザインが価格になる
  • 理由5:需要>供給。納期・受注停止が中古相場まで押し上げる
  • 理由6:円安・物価上昇で輸入車価格は上がりやすい
  • 理由7:オプションと限定車が総額を押し上げる。さらに“高いから高い”
  • 理由まとめ

理由1:まず価格の現実。表示価格と「乗り出し総額」は別物

メルセデス・ベンツ日本のGクラス公式ページでは、G 450 d(ISG)が¥18,570,000、Mercedes-AMG G 63(ISG)が¥28,620,000と案内されています。

ただし、この表示は“車両本体の目安”であって、オプションや付属品、税金(消費税以外)・保険料・登録等の諸費用は含まれません。つまり「表示価格=乗り出し」ではない。ここが最初の落とし穴です。

ゲレンデはオプションの選び方で総額が大きく動きます。

だからこそ、検討の早い段階で「車両本体」「オプション」「諸費用」を分けて見積を見るのが正解。お金の見取り図を作ってください。

理由2:構造が普通のSUVじゃない。専用設計の“本格オフローダー”

ゲレンデは、都会派SUVの延長線にいません。

ラダーフレームを前提にした堅牢な設計、ローレンジギア、デフロック機能など、悪路を走るための要素が公式に明記されています。

こういう装備は、材料も部品も作り込みも“重く”なりやすい。

結果として原価が積み上がる。頑丈さの代償です。

理由3:ほぼ手作業で作る。約100時間かける“非・量産”の生産方式

ゲレンデが高い最大要因のひとつが作り方です。

工場レポートでは、ロボットが導入されている工程は限られ、基本は人の手で組み上げるスタイルだと紹介されています。さらに、最新Sクラスが37時間に対し、Gクラスは約100時間を費やすという記述もあります。

従業員約3500人で年間約4万5000台規模。

大量生産でコストを薄める世界とは別ルール。職人芸の値段です。

同様に、ル・ボランの現場レポートでも、重量物は機械が支える一方で組み立ては人の手による、という文脈で語られています。

理由4:1979年から続く“変わらない価値”。歴史とデザインが価格になる

ゲレンデは1979年の誕生から続く伝統を、最新技術でアップデートしてきたモデルだとメルセデスのニュースルームでも説明されています。スクエアなデザインを継承しつつ進化、という立ち位置。

さらに公式のGクラスの歴史紹介でも、ロバストさ、ラグジュアリー、タイムレスなデザインの組み合わせが長年支持されてきた、といった趣旨で語られています。

この「何十年も続くアイコン」を所有する体験は、性能だけの値段じゃない。物語の値段。ここが強い。

理由5:需要>供給。納期・受注停止が中古相場まで押し上げる

中古が強気でも成立するのは、結局ここです。

カーセンサーの市場解説では、現行Gクラスの中古価格が下がりにくいのは需要が供給を大きく上回っているからだ、と説明されています。さらに新車は納期が長く、時おり一時受注停止になることがある、とも。

新車を待てない人が即納中古へ流れる。すると中古が売れる。結果として相場が粘る。需要の渦です。

理由6:円安・物価上昇で輸入車価格は上がりやすい

ゲレンデの価格について、webCGは円安の影響にも触れつつ、それでもスタート価格が妥当という文脈で説明しています。

一般論としても、輸入車は本国通貨建ての価格と為替の影響を受けやすく、円安局面では日本向け価格が上がりやすいといえます。

つまりゲレンデは「車の中身」だけでなく「為替と物価」という外部要因でも上がりやすい。逃げ場の少なさ。

理由7:オプションと限定車が総額を押し上げる。さらに“高いから高い”

ゲレンデはオプションが強い。

MANUFAKTURプログラムなど、内外装の選択肢が用意されていて、好みに仕立てられる反面、総額が伸びやすい設計です。

さらに限定車・特別仕様が相場を刺激します。先程のwebCGでは限定車の例として、日本割り当てが少ないモデルや高額な特別仕様車に触れています。

そして最後に、身もふたもない真実。「高いから高い」という側面。原価・希少性に加えて、価格そのものが価値として受け取られる構造が語られています。

憧れの塊。だから値段も落ちにくい。強いですね、ほんとに。

理由まとめ

高い理由何が起きている?買う側の意味
専用設計の本格装備ラダーフレームやローレンジ、デフロックなど丈夫で悪路に強い。でも安く作りにくい
手作業中心1台に約100時間、人の手で組む時間と人件費がかかるから高い
歴史とデザイン1979年から続くアイコン“物語の価値”が価格を支える
需要>供給納期が長い、受注停止も手に入りにくいから相場が落ちにくい
円安・物価輸入車は為替の影響を受けやすい価格改定が起きやすい
オプション/限定MANUFAKTURや特別仕様欲を入れるほど総額が育つ
高いから高い価格自体が価値になる“所有満足”が相場を支える

高くても後悔しない買い方:予算・納期・維持費まで腹落ちさせる

ベンツGクラスのイメージイラスト
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  • 実質コストで考える。「買値」だけ見ない
  • 新車か中古かは“待てるか”で決める。時間を買う発想
  • 維持費は“平準化”できるかで決まる
  • 生活導線チェック。買う前に未来の自分を助ける
  • 盗難対策は“購入後の安心”のため。費用の外側で考える
  • オプションは「満足度」と「売りやすさ」の2軸で選ぶ
  • 結局、買う価値はある?
  • よくある質問(FAQ)

実質コストで考える。「買値」だけ見ない

ゲレンデは購入額が大きいので、「高い=損」と感じやすいです。

でも本当に見るべきは、買うときの値段だけではありません。最終的にあなたの財布からいくら出ていくか。ここです。

考え方はシンプルで、こう整理します。

実質コスト=(買った総額−売れた金額)+維持費

たとえばイメージで説明します。

購入総額が2500万円で、数年後に1800万円で売れたら、差額は700万円。そこに車検・点検・タイヤ・保険などの維持費が200万円かかったら、実質コストは900万円です。

もちろん、売れる金額は年式・走行距離・相場で変わります。絶対ではありません。でも「買値だけ」を見て絶望するより、出口(売るとき)まで含めて考えると気持ちが落ち着きます。

さらにゲレンデは、需要の強さから中古相場が粘りやすいと説明されることがあります。だからこそ「高いけど、売るときも強いかもしれない」という期待が、購入の後押しになりやすい。安心感の正体です。

新車か中古かは“待てるか”で決める。時間を買う発想

ゲレンデは「新車で買うか」「中古で買うか」で悩む人が多いです。

ここで大事なのは、性能や見栄よりもまず“待てるかどうか”です。これがいちばん現実的な判断基準になります。

なぜなら、ゲレンデは人気が強く、欲しい人に対して供給が追いつきにくいと言われています。そのため新車は納期が長くなりやすく、タイミングによっては受注が止まることもある、と前述した中古市場の解説で触れられています。

つまり「新車が欲しいのに、すぐ手に入らない」状況が起きやすいんです。

そこで考え方をこう整理します。

・待てる人は新車
時間がかかってもいいなら、新車で好きな色や内装、オプションを選んで「理想の1台」にできます。待つ代わりに、仕様に妥協しにくいのがメリットです。

・待てない人は中古
「今すぐ乗りたい」「今年中に必要」という人は、中古の“即納”を選ぶのが合理的です。中古が高めに見えるときでも、それは損というより“待ち時間をお金で買っている”と考えると納得しやすくなります。これが「時間を買う」という発想です。

たとえば、同じような条件の車でも

  • 新車:希望の仕様で買えるが納車まで長い
  • 中古:すぐ乗れるが価格は強気になりやすい
    という差が出ます。ここで「どっちが得か」ではなく、あなたが何を優先したいかで決めるのが後悔しにくいです。

最後に、迷ったときの一言の結論です。
「待てるなら新車。待てないなら中古。中古の上乗せ分は“時間の料金”」
この考え方で整理すると、気持ちがスッと決まります。

維持費は“平準化”できるかで決まる

ゲレンデの維持費でいちばん怖いのは、金額そのものよりも「いつ、いくら飛ぶか分からない」ことです。突然の出費。心臓に悪いやつです。

だから大事なのは、「維持費を安くする」より先に、維持費を“予測できる形”にすること。これが平準化です。

ざっくり言うと、毎月や毎年の支払いに寄せて、急に大金が出ていく場面を減らす考え方です。

たとえば、こういう意識で整えると安心感が一気に増します。

まず、点検や消耗品の交換が「いつ頃来るか」を把握して、年間の支出をイメージできる状態にします。次に、保証やメンテナンスの仕組み(プランや延長保証など)が使えるなら、そこに寄せて“読める支出”を増やします。最後に、想定外のために毎月少しずつ積み立てておく。これで不意打ちが減ります。安心の貯金です。

特に中古で買う場合は、ここが重要度アップです。

「保証がどこまで残っているか」「点検記録が揃っているか」「消耗品(タイヤやブレーキなど)がそろそろ交換時期ではないか」。この3つを最初に押さえるだけで、後からの出費がかなり読みやすくなります。

結論をもう一言で言うと、
“維持できるか不安”の正体は、金額よりも予測不能。だから平準化で勝つ。
これだけ覚えておけば、ゲレンデの維持費は必要以上に怖くなくなります。

生活導線チェック。買う前に未来の自分を助ける

ゲレンデは憧れで買っていい車です。でも、買ってからジワジワ効くのが「日常での扱いやすさ」。ここを軽く見ると、満足が削られます。地味なストレス。

なので契約前に、スペック表より先にあなたの生活ルートに当てはめてみてください。

ポイントは難しくありません。

確認するのは「置けるか」「回せるか」「面倒にならないか」。この3つだけです。

まず置けるか。ゲレンデは幅が大きめで、駐車場の白線がタイトだと毎回緊張します。自宅の駐車場はもちろん、よく行くスーパーや病院、職場の駐車枠も思い出してみてください。「いつもギリギリ」になる場所が多いなら、毎回ちょっと疲れます。

次に回せるか。狭い道、住宅街のすれ違い、右左折の角度、立体駐車場のスロープ。ここで気を遣う頻度が高いと、だんだん乗るのが億劫になります。「運転が下手」じゃなくて、「車が大きい」だけ。気にしすぎなくて大丈夫です。

最後に面倒にならないか。洗車、給油、荷物の積み下ろし。背が高くて面積も大きいので、洗車は想像より体力を使います。冬の拭き上げ。ここを「まぁいいか」で済ませられる人は強いです。

この生活導線チェックを先にやっておくと、買った後にこう思えます。
「大きいけど、困らない。だから楽しい」。これが最高の状態。

盗難対策は“購入後の安心”のため。費用の外側で考える

ゲレンデを買うとき、つい車両価格とオプションに意識が全部持っていかれます。でも、買ってから地味に効くのが盗難対策です。

ここを後回しにすると、せっかくのワクワクが「不安」に変わります。

まず前提として、車の盗難自体は珍しい話ではありません。日本損害保険協会の調査(PDF)では、2024年の車両本体盗難は2499件と報告されています。

さらに車名別では、ランドクルーザーがワースト1という発表も出ています。人気車ほど狙われやすいという現実です。

次に大事なことを言います。「メーカーが対策しているから安心」だけでは足りません。実際、メルセデスもGクラスの盗難防止機能を強化したという報道があります。

ただ、盗難は車両側の機能だけで100%防げるものではないので、オーナー側の“守り方”でリスクが大きく変わります。ここが勝負どころ。

やることは難しくありません。コツは3つです。

1つ目は鍵の置き場所。スマートキーは電波を悪用される手口(リレー攻撃)も指摘されているので、家では玄関付近に置かず、必要なら電波を遮断できるケースに入れるなど、距離と遮断で守る意識が効きます。

2つ目は目に見える抑止。ハンドルロックのように「面倒そう」と思わせる物は、狙う側のやる気を削りやすい。シンプルだけど強い抑止力。

3つ目はもしもの回収・発見の備え。位置情報が分かる仕組み(GPS等)や、駐車環境の見直しで、被害を“ゼロに近づける”より「起きても被害を最小化する」発想が現実的です。

最後に、いちばん伝えたい整理です。

盗難対策は「車を守る」だけじゃなく、あなたのメンタルを守るための投資です。購入時の予算に、セキュリティと保険設計まで含めておくと、ゲレンデは“安心して楽しめる車”になります。安心のコストです。

オプションは「満足度」と「売りやすさ」の2軸で選ぶ

ゲレンデのオプション選びは、正直いちばん楽しい時間です。

内外装を眺めているだけでニヤける。

ただし、ここで欲張りすぎると総額が一気に跳ねます。気づいたら「え、こんなに?」となるやつ。オプション沼ってやつです。

そこで、迷わないための考え方を2つだけに絞ります。

1つ目は満足度。毎日乗るたびに「これにして良かった」と思えるか。見た目、触った感触、座った瞬間の気分。こういう“自分のテンションが上がる要素”は、ちゃんとお金を払う価値があります。所有満足、最強。

2つ目は売りやすさ。将来売るときに、次の買い手が見つかりやすい仕様かどうかです。好みが強すぎる色や尖った組み合わせは、ハマる人には刺さる一方で「合う人が限られる」ことがあります。つまり、売るときに時間がかかったり、評価が分かれたりしやすい。ここは現実です。

この2軸で整理すると、判断がスッと決まります。

「毎日見るたび気分が上がる。でも、次の人にも受け入れられやすい」。このバランスが取れた仕様が、後悔しにくいです。

なお、メーカー公式でもMANUFAKTURプログラムとして内外装の多彩な選択肢が案内されているので、選べる幅は広いです。だからこそ“自分の好き”だけで突っ走らず、最後に「売りやすさ」も1回だけ思い出す。これが沼回避のコツです。

結局、買う価値はある?

ゲレンデは高いです。でも、それは「理由があって高い」タイプの車。

だからこそ最後は、難しい理屈よりあなたの答えで決めて大丈夫です。

まず1つ目。毎日見てニヤけるか。駐車場で振り返ってしまうか。ここがYESなら、満足の土台はもうあります。所有の幸福。

2つ目。生活導線に無理がないか。置けるか、回せるか、面倒にならないか。ここがOKなら、日常のストレスが減って、好きが長持ちします。

3つ目。時間を払うか、お金を払うか。新車を待つか、即納中古で“時間を買う”か。この選択が腹落ちしていれば、買ったあとにブレません。

この3つに全部YESが出るなら、ゲレンデはたぶんあなたにとって「高い買い物」ではなく、人生の満足度を上げる道具になります。憧れの現実化です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ベンツのゲレンデが買える年収は?

A. 年収だけで決めるより、「毎月いくら車に使えるか」で考えるのが安全です。目安は車の支払い+保険+駐車場+点検などを合計して、手取りの20%以内に収まるか。

ここを超えると、生活の余裕が削られやすいです。現金一括でも、維持費は継続します。無理のないラインは“年収”より“家計の固定費”で決まります。

Q2. ベンツゲレンデのデメリットは?

A. いちばんのデメリットは、日常での「気を遣う場面」が増えやすいことです。車体が大きく、駐車場や狭い道で神経を使うことがあります。また、タイヤや消耗品などはサイズ相応で、出費が小さくまとまりにくい傾向。加えて人気車ゆえに防犯意識も必要です。買ってからの“面倒”を許容できるかがポイントになります。

Q3. ベンツゲレンデはダサい?

A. 「ダサい」と言われる理由は、車そのものより乗り方・見せ方に寄りがちです。派手なカスタムや威圧感のある運転が目立つと、印象が悪くなりやすい。一方で、ノーマル寄りの上品な仕様で、落ち着いた乗り方をしていると「渋い」「かっこいい」と評価されやすいです。結局、ダサいかどうかは“車”より“使い方”で決まります。

ベンツゲレンデはなぜ高い:まとめ&考察

ゲレンデが高いのは「高級SUVだから」で片づけられない、積み上げ型の価格構造にあります。

本格オフローダーの専用設計(ラダーフレームやローレンジ等)と、手作業中心で約100時間かける生産がまず原価を押し上げます。そこに需要>供給の入手難易度が加わり、中古相場まで強くなる。

さらに1979年から続く物語と変わらない四角いデザインが“ブランド資産”として効き、円安など外部要因も追い風。オプションや限定仕様、そして「高いこと自体が価値」という心理も重なり、価格が落ちにくい循環が生まれます。

買うなら買値だけで判断せず、乗り出し総額→維持費の平準化→生活導線(置ける/回せる)→盗難対策まで一気に確認。新車を待つか、中古で時間を買うか。

ここが腹落ちすれば、後悔は減ります。最後は「毎日見てニヤけるか」「不安よりワクワクが勝つか」。この2問にYESなら、価格はただの数字ではなく満足の対価になります。

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