BMWに乗ってる人の年収はいくら?車種別データと購入に必要な年収目安を解説

BMW BMW
記事内に広告が含まれている場合があります。

「駆けぬける歓び」でおなじみのBMW

街で見かけると、ついつい目で追ってしまう人も多いのではないでしょうか?

スポーティで洗練されたデザイン、高い走行性能。まさに多くの人が一度は憧れる高級車の代名詞。

でも、同時に「BMWに乗ってる人って、やっぱりお金持ちなのかな?」「どのくらいの年収があれば乗れるんだろう?」なんて疑問も湧いてきますよね。

高級車というイメージが強いだけに、年収に関するウワサも様々。

この記事では、そんなBMWオーナーの年収事情にグッと迫ります。

「実際のところ、平均年収はいくら?」「どんな人が買ってるの?」「自分でも手が届くモデルはある?」「維持費って高いんでしょ?」といった、皆さんが気になるポイントを徹底的に掘り下げていきます。

データに基づいた情報から、リアルな購入層、そして気になる維持費まで。BMW購入を検討している方はもちろん、純粋に興味がある方にも役立つ情報満載です。

この記事でわかること
  • BMWオーナーのリアルな平均年収や年収層
  • 実際にBMWに乗っている人の年齢や職業などの属性
  • 【新車】人気モデルごとの購入に必要な年収の目安
  • 【中古車】なら、どのくらいの年収からBMWオーナーになれるか
  • 気になるBMWの年間維持費(税金、保険、メンテナンスなど)

BMWオーナーってどんな人?年収とリアルな姿を探る

bmw
出典:BMWジャパン
  • データで見る!BMWを買う人の年収のリアルな平均年収
  • どんな人が多い?BMWの主な購入層

データで見る!BMWを買う人の年収のリアルな平均年収

さて、いきなり核心に迫りましょう。BMWオーナーの年収って、実際のところどのくらいなのでしょうか?

「高級車なんだから、年収1000万円以上は当たり前でしょ?」

「いやいや、最近は若い人も乗ってるし、もっと低いんじゃ?」

色々なイメージがありますよね。

ハッキリ言うと、「BMWオーナーの正確な平均年収」を示す公式な統計データは、残念ながら存在しません。

これはBMWに限らず、他の自動車メーカーでも同様です。個人のプライベートな情報ですから、なかなか表に出てこないのが現実。

しかし、様々な調査やメディアの情報、ディーラーへのヒアリングなどを総合すると、ある程度の傾向は見えてきます。

一般的に、新車のBMWを購入する層の平均年収は、やはり比較的高めと言われています。

具体的な数字を挙げるのは難しいですが、多くの情報源で700万円~1000万円以上という声が聞かれます。特に、5シリーズや7シリーズ、X5以上のSUVモデルなど、上位車種になるほど、この傾向は強まるようです。

これらのモデルは車両価格自体が800万円、1000万円を超えてくるため、購入できる層は必然的に高収入層に。

企業の役員や経営者、医師、弁護士といった高収入な職業の方が多いのも事実でしょう。まさにステータスシンボルとしての側面。

でも、「BMW=年収1000万円以上」と決めつけるのは早計です。

なぜなら、BMWには様々なモデルラインナップがあるから。

エントリーモデルとされる1シリーズや2シリーズ、コンパクトSUVのX1やX2などは、新車でも400万円台から購入可能なモデルも存在します。

これらのモデルであれば、年収500万円~700万円程度でも、十分に購入を検討できる範囲に入ってきます。実際に、会社員や公務員の方で、これらのモデルを所有しているケースは少なくありません。

憧れのBMWを、少し背伸びして手に入れることができます。

さらに、近年では中古車市場の活況も見逃せません。

BMWは中古車市場でも人気が高く、流通量も豊富。数年落ちのモデルであれば、新車価格の半額近くで手に入ることも珍しくありません。

3シリーズや5シリーズといった人気モデルでも、状態の良い中古車を選べば、年収400万円~600万円程度でも現実的な選択肢となってきます。

これにより、より幅広い年収層の人々がBMWオーナーになるチャンスが広がっているのです。若い世代のオーナーが増えている背景には、この中古車市場の存在が大きいでしょう。

まとめると…

  • 新車の上位モデルオーナーは年収1000万円超えも多い傾向。
  • 新車のエントリーモデルなら年収500万円~700万円程度から視野に。
  • 中古車なら年収400万円程度からでも現実的な選択肢あり。

つまり、「BMWオーナーの年収は幅広い」というのがリアルな答え。

高収入層が多いのは確かですが、モデルや買い方次第で、想像よりもずっと身近な存在になり得るのです。

どんな人が多い?BMWの主な購入層

年収の話と少し重なりますが、BMWオーナーって、具体的にどんな人が多いのでしょうか? 年齢や職業、ライフスタイルなど、その人物像を探ってみましょう。

これも年収同様、一概に「こういう人!」と断定するのは難しいですが、いくつかの傾向が見られます。

年齢層

かつては「BMW=成功した中高年男性の乗り物」というイメージが強かったかもしれません。確かに、5シリーズや7シリーズといったセダン、X5などの大型SUVは、今でも40代~60代以上の落ち着いた層に人気があります。

経済的に余裕があり、長年憧れていたBMWを手に入れる、というパターン。

しかし、近年は明らかに若年層のオーナーが増えています。

特に20代後半から30代。その背景には、先ほども触れたエントリーモデル(1シリーズ、2シリーズ、X1、X2など)の充実や、デザインの若返り、そして中古車市場の拡大があります。

コンパクトでスタイリッシュなモデルは、若い世代の感性にもマッチ。初めての輸入車としてBMWを選ぶ人も。アクティブなライフスタイルを送る層からの支持。

職業

年収と連動しますが、やはり高収入とされる職業の方が多い傾向はあります。

経営者、役員、医師、弁護士、公認会計士、大手企業の管理職など。これは上位モデルになるほど顕著。

一方で、一般的な会社員や公務員の方も、特にエントリーモデルや中古車を中心に多く見られます。「BMWが好き」「駆けぬける歓びを体験したい」という純粋な気持ちで購入を決める人も。

また、クリエイティブ系の職業(デザイナー、ITエンジニアなど)の方にも、そのデザイン性やブランドイメージが好まれる傾向があるようです。個性を大切にする選択。

ライフスタイル

これも多様化しています。

独身貴族・DINKS(子供のいない共働き夫婦): 自分の趣味やライフスタイルにお金をかけられる層。2ドアクーペやカブリオレ、スポーティなMモデルなどを選ぶ人も。走りを楽しむ、デザインを愛でる。

ファミリー層: 子供が生まれたり、家族が増えたりするタイミングで、セダン(3シリーズ、5シリーズ)やSUV(X1、X3、X5)、ツーリング(ステーションワゴン)を選ぶケース。

実用性と走行性能、安全性を両立させたいというニーズ。家族との時間を豊かにする選択。

アクティブ層: アウトドアやスポーツが趣味で、荷物をたくさん積めるSUV(Xシリーズ)やツーリングを選ぶ人たち。週末のレジャーの相棒。

性別

依然として男性オーナーが多いイメージですが、女性オーナーも確実に増えています。 特にコンパクトな1シリーズやX1、デザイン性の高い2シリーズ グランクーペなどは、女性からの人気も上昇中。

「かっこいい」「運転しやすい」といった声。自立した女性の選択。

このように見ていくと、BMWの購入層は、年収だけでなく、年齢、職業、ライフスタイル、性別において、非常に多様化していることがわかります。

「BMWに乗っている人=特定のタイプ」という固定観念は、もはや過去のものかもしれません。それぞれの価値観やライフステージに合わせて、自分に合ったBMWを選んでいる。そんな時代なのです。

BMW購入の現実ライン!モデル別年収目安と維持費を徹底チェック

bmw
出典:BMWジャパン
  • 【新車編】人気モデル別に解説!BMW購入に必要な年収の目安
  • 人気モデル別・購入年収目安(新車)
  • 【中古車編】年収〇〇万円から狙える?モデル・年式別に見る購入ライン
  • 購入前に知りたい!BMWの年間維持費はいくらから?内訳も解説
  • 維持費を抑えるコツ

【新車編】人気モデル別に解説!BMW購入に必要な年収の目安

「よし、自分もBMWを目指してみよう!」と思ったあなた。

次に気になるのは、「どのモデルなら、自分の年収で現実的に買えるのか?」ですよね。

ここでは、人気の新車モデルをいくつかピックアップし、購入に必要な年収の目安を見ていきましょう。

注意点

ここに示す年収はあくまで一般的な目安です。家族構成、生活費、頭金の額、ローンの組み方(金利、返済期間)などによって、必要な年収は大きく変動します。

車両価格はオプションによって数十万円~数百万円単位で変わります。ここでは、比較的標準的なオプション込みの価格帯を想定しています。

年収に対する車両価格の目安として、「年収の半分程度まで」という考え方がありますが、これも絶対ではありません。あくまで参考程度に。

人気モデル別・購入年収目安(新車)

BMW 1シリーズ

  • 車両価格帯:約450万円~600万円
  • 特徴:BMWのエントリーハッチバック。コンパクトで扱いやすく、都市部での運転も楽々。キビキビとした走りが魅力。若い世代や女性にも人気。初めてのBMWにも。
  • 年収目安:約500万円~700万円

この価格帯なら、国産の上級ハッチバックやSUVも視野に入ってきますが、「BMWブランド」の魅力は大きい。

年収500万円台でも、頭金をしっかり用意したり、ローン期間を調整したりすれば、十分手が届く可能性のあるモデル。

BMW 2シリーズ グランクーペ

  • 車両価格帯:約500万円~650万円
  • 特徴:スタイリッシュな4ドアクーペ。流麗なデザインが目を引く。1シリーズベースながら、少し大人びた雰囲気。実用性も悪くない。デザイン重視派に。
  • 年収目安:約550万円~750万円

1シリーズより少し上級なイメージ。デザインにこだわりたい人向け。年収600万円前後が一つのラインか。

BMW 3シリーズ セダン/ツーリング

  • 車両価格帯:約600万円~850万円(Mモデル除く)
  • 特徴:BMWの中核をなすスポーツセダン/ステーションワゴン。走行性能、快適性、実用性のバランスが絶妙。これぞBMW、という走りを堪能できる。ファミリー層から走り好きまで幅広く支持。永遠のスタンダード。
  • 年収目安:約700万円~1000万円以上

車両価格がぐっと上がります。オプションによっては1000万円近くになることも。安定した収入と、ある程度の経済的余裕が必要になってくるクラス。

年収800万円以上あると、より安心して選択できるかもしれません。

BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ

  • 車両価格帯:約700万円~900万円以上
  • 特徴:3シリーズベースのよりスポーティでエレガントなモデル。特に縦長のキドニーグリルは個性的。走りもデザインも妥協したくない人向け。趣味性の高い選択。
  • 年収目安:約800万円~1200万円以上

3シリーズよりもさらに趣味性が高く、価格帯も上。購入層は限られてくる印象。年収1000万円クラスが一つの目安になりそう。

BMW 5シリーズ セダン/ツーリング

  • 車両価格帯:約800万円~1200万円以上
  • 特徴:アッパーミドルクラスのセダン/ワゴン。3シリーズよりも広く、快適性が高い。最新技術もふんだんに投入。エグゼクティブ層に人気。長距離移動も快適。風格ある佇まい。
  • 年収目安:約900万円~1500万円以上

車両価格は1000万円を超えることも珍しくありません。購入できる層はかなり絞られます。経営者や役員クラスなど、経済的に成功した人の象徴とも言えるモデル。年収1000万円は最低ライン、1200万円以上あるとより現実的。

BMW X1

  • 車両価格帯:約550万円~700万円
  • 特徴:BMW最小のSUV。コンパクトながらSUVらしい力強さも。取り回しが良く、都市部でも活躍。アクティブな層や、初めての輸入SUVとしても人気。使い勝手の良さ。
  • 年収目安:約600万円~800万円

1シリーズや2シリーズ グランクーペと同等の価格帯。SUV人気も相まって、比較的手の届きやすいモデルとして売れ筋。年収600万円台から検討可能。

BMW X3

  • 車両価格帯:約750万円~1000万円以上
  • 特徴:ミドルクラスSUVの主力モデル。X1より一回り大きく、パワーもある。ファミリーユースにも十分対応できる室内空間と積載性。走行性能と実用性の好バランス。オールラウンダー。
  • 年収目安:約850万円~1300万円以上

価格帯は3シリーズや4シリーズに近いか、それ以上。人気の高さもあり、比較的高めの設定。年収900万円以上あると安心感が増すでしょう。

BMW X5

  • 車両価格帯:約1100万円~
  • 特徴:BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の元祖とも言える存在。大型で存在感があり、走りもパワフル。豪華な内装と高い快適性。最上級SUVの一つ。圧倒的な存在感。
  • 年収目安:約1300万円~

完全に富裕層向けのモデル。車両価格だけで1000万円を大きく超えてきます。購入できる人は限られます。年収1500万円以上が一つの目安か。

あくまで目安ですが、こうして見ると、やはりモデルによって必要な年収には大きな幅がありますね。 ご自身の年収やライフプランと照らし合わせて、どのモデルが現実的なのか、じっくり検討してみてください。

【中古車編】年収〇〇万円から狙える?モデル・年式別に見る購入ライン

「新車はちょっとハードルが高いかも…」と感じた方も、諦めるのはまだ早い! BMWは中古車市場も非常に魅力的です。

賢く選べば、憧れのBMWオーナーになる夢を、ぐっと現実に引き寄せることができます。

中古BMWのメリット

価格の手頃さ:最大のメリット。数年落ち、走行距離が数万キロ程度のモデルなら、新車価格の半額以下で手に入ることも。同じ予算でも、新車ならエントリーモデルしか買えなくても、中古ならワンランク上のモデルや豊富なオプション付きの車両が狙える可能性。選択肢の広がり。

値落ちが比較的緩やか: 輸入車は新車からの値落ちが大きいと言われますが、人気モデルのBMWは、ある程度年数が経つと値落ちが緩やかになる傾向も。リセールバリューを期待できる場合も。

豊富な選択肢: 人気ブランドだけに、中古車の流通量は非常に多いです。年式、モデル、グレード、色、オプションなど、自分の好みにピッタリの一台を見つけやすい。こだわりの一台探し。

注意点:中古車選びのポイント

車両の状態: 年式や走行距離だけでなく、修復歴の有無、メンテナンス履歴、内外装の状態などをしっかりチェック。信頼できる販売店を選ぶことが重要。第三者機関の鑑定書があると安心。

維持費: 新車より安く買えても、維持費は年式相応にかかる可能性があります。特に保証が切れた後の故障修理は高額になることも。購入後のメンテナンスプランや保証の有無も確認を。ある程度の維持費は覚悟。

モデルチェンジ: 購入を検討しているモデルが、近々モデルチェンジしないかどうかもチェックしておくと良いでしょう。旧型になると相場が下がることも。

年収別・狙い目の中古BMW

では、どのくらいの年収があれば、どんな中古BMWが狙えるのでしょうか? これもあくまで目安ですが、見ていきましょう。(価格は車両本体価格の目安)

年収400万円~500万円台:

  • 狙い目モデル: 5~8年落ち程度の1シリーズ、3シリーズ(E90型/F30型前期など)、X1(初代E84型など)
  • 価格帯目安: 100万円~250万円

この年収層でも、少し前のモデルなら十分手が届きます。特に3シリーズセダン(E90型)は価格もこなれており、BMWらしい走りを味わえる名車。

コンパクトな1シリーズや初代X1も選択肢。初めての輸入車としても挑戦しやすい価格帯。ただし、維持費は国産同クラスより高めになる可能性を考慮。

年収500万円~700万円台:

  • 狙い目モデル: 3~6年落ち程度の1シリーズ、2シリーズクーペ/グランクーペ、3シリーズ(F30型後期など)、X1(F48型前期)、少し古めの5シリーズ(F10型前期など)やX3(F25型前期など)
  • 価格帯目安: 200万円~400万円

選択肢がぐっと広がります。比較的新しいモデルや、走行距離が少なめの良質な中古車が見つかりやすい価格帯。現行モデルの一つ前の型(F系)が中心に。

人気の3シリーズやX1の良質なタマも豊富。少し奮発すれば、一つ上のクラスの5シリーズやX3も視野に。バランスの取れた選択が可能。

年収700万円~900万円台:

  • 狙い目モデル: 比較的新しい(2~4年落ち)の3シリーズ、4シリーズ、5シリーズ(F10型後期/G30型前期)、X1、X3(F25型後期/G01型前期)、X4(初代F26型など)
  • 価格帯目安: 350万円~600万円

現行モデルに近い、高年式・低走行の認定中古車なども十分に狙える価格帯。新車に近いコンディションの車両も多く、安心して乗れる一台を選びやすい。

上位モデルや、オプションが充実した車両も選択肢に。満足度の高い中古車選び。

年収900万円以上:

  • 狙い目モデル: 高年式の5シリーズ、7シリーズ、X3、X5、X6、Mモデルなど
  • 価格帯目安: 500万円~

新車価格が高額な上位モデルや、Mモデルのような高性能モデルも中古なら現実的な価格に。最新モデルに近い装備や性能を持つ車両も多く、新車にこだわらなければ非常にお得感が高い。憧れのハイエンドモデルを。

中古車選びは、まさに宝探しのような楽しさがあります。 焦らず、じっくりと情報を集め、信頼できるお店で状態の良い一台を見つけることができれば、年収に関わらず、素晴らしいBMWライフをスタートできるはずです。

購入前に知りたい!BMWの年間維持費はいくらから?内訳も解説

BMWを無事に購入!…となっても、忘れてはいけないのが「維持費」です。

憧れの車を手に入れても、維持費が払えなくて手放す…なんてことになったら悲しいですよね。「輸入車は維持費が高い」とよく言われますが、実際のところ、BMWはどうなのでしょうか?

結論から言うと、やはり国産の同クラスの車と比較すると、維持費は高くなる傾向にあります。

部品代や工賃が高めであること、ハイオクガソリン指定であることなどが主な理由です。

では、具体的に年間どのくらいの維持費がかかるのか、主な内訳を見ていきましょう。

BMWの年間維持費(目安)

※モデルや年式、走行距離、加入する保険、お住まいの地域、メンテナンスの頻度などによって大きく変動します。

自動車税(種別割)

エンジンの排気量によって決まります。(2025年4月時点の税額)

  • ~1.0L以下: 25,000円
  • 1.0L超~1.5L以下: 30,500円
  • 1.5L超~2.0L以下: 36,000円
  • 2.0L超~2.5L以下: 43,500円
  • 2.5L超~3.0L以下: 50,000円
  • 3.0L超~3.5L以下: 57,000円

排気量が大きいほど高くなる。

例:320i (2.0L) なら年額36,000円。X5 xDrive40d (3.0Lディーゼル) なら年額50,000円。毎年必ずかかる費用。

自動車重量税

車両重量によって決まり、車検時に2年分(新車時は3年分)をまとめて支払います。

例:車両重量1.5t超~2.0t以下の場合、エコカー減税非対象なら年間16,400円(2年で32,800円)。

これもモデルによって異なりますが、年間1万円~3万円程度見ておく必要が。

自賠責保険料

法律で加入が義務付けられている強制保険。車検時に支払います。

自家用乗用車の場合、24ヶ月で17,650円(2025年4月時点、沖縄・離島除く)。年間約9,000円弱。

任意保険料

これが年収や年齢、等級、車両保険の有無、補償内容によって大きく変わる部分です。

BMWは車両保険料が高くなる傾向があります。盗難リスクや修理費の高さが影響。

年齢が若い(特に20代)、等級が低い場合は、年間20万円を超えることも珍しくありません。

30代以降で等級が進んでいても、車両保険をつけると年間10万円~15万円程度は見ておきたいところ。

年間目安:5万円~25万円以上 (幅が非常に大きい)

車検費用

新車は3年後、以降は2年ごとに必要。

法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)に加え、点検整備費用、部品交換費用がかかります。ディーラー車検か、専門工場かによっても費用は変わります。ディーラーは安心感がありますが、費用は高めになる傾向。

特に交換部品が多い場合や、年式が古い場合は高額になることも。1回あたりの目安:10万円~30万円以上 (年間換算で5万円~15万円以上)

燃料代(ガソリン代/軽油代)

走行距離と燃費、燃料価格によって大きく変動。BMWのガソリン車は基本的にハイオク指定です。レギュラーガソリンより1リッターあたり10円程度高くなります。

ディーゼルモデル(軽油)は燃料代を抑えられますが、車両価格が高めなことが多い。燃費はモデルによりますが、市街地走行が多いとリッター10kmを切ることも。

年間1万km走行、燃費10km/L、ハイオク180円/Lと仮定すると… (10000km ÷ 10km/L) × 180円/L = 180,000円。

年間目安:走行距離に応じて変動(例:年間1万kmで10万円~25万円程度)

駐車場代

自宅に駐車スペースがない場合は必須。地域によって価格差が非常に大きい。都心部では月額3万円~5万円以上かかることも。地方都市なら数千円~1万円台。

年間目安:数万円~60万円以上

メンテナンス・消耗品交換費用

オイル交換、タイヤ交換、ブレーキパッド交換、バッテリー交換など。BMWは純正部品や推奨オイルが高価な場合が多いです。

タイヤもランフラットタイヤが標準装備されていることが多く、交換費用が高め(1本数万円~)。定期的な点検や、予期せぬ故障修理費用も考慮が必要。特に保証期間が終了した後の修理は高額になるリスクも。

年間目安:数万円~十数万円(故障があればさらに高額に)

年間の維持費合計(ざっくり試算)

これらの費用を合計すると、年間どのくらいになるでしょうか?

(駐車場代を除く、年間1万km走行、任意保険料10万円、車検費用年間換算7万円、メンテナンス5万円と仮定した場合)

  • 1シリーズ/X1クラス(~2.0L): 約30万円~40万円以上
  • 3シリーズ/X3クラス(~2.5L): 約35万円~50万円以上
  • 5シリーズ/X5クラス(~3.0L以上): 約40万円~60万円以上

これに駐車場代が加わります。 やはり、国産車と比較すると年間10万円~20万円以上は高くなるイメージでしょうか。

維持費を抑えるコツ

認定中古車を選ぶ: 保証が付いていることが多く、初期の故障リスクを抑えられます。

メンテナンスパッケージを利用する: 新車購入時などに加入できるパッケージ。一定期間のメンテナンス費用が含まれており、トータルコストを抑えられる場合も。

信頼できる専門工場を見つける: ディーラー以外でも、BMWに詳しい整備工場なら、比較的リーズナブルにメンテナンスや修理を受けられることがあります。

任意保険を見直す: 複数の保険会社を比較検討したり、補償内容を見直したりすることで、保険料を節約できる可能性。

燃費の良いモデルを選ぶ: ディーゼルモデルや、比較的小排気量のモデルを選ぶことで燃料代を抑える。

BMWの維持費は決して安くはありません。購入前に、ご自身の収入やライフスタイルで無理なく維持していけるかしっかりシミュレーションすることが大切です。

その上で、「このコストを払ってでも乗りたい!」と思える魅力がBMWにはある、ということなのでしょう。計画的な維持管理を。

まとめ:BMWは手の届く存在?年収とライフスタイルに合わせた選択を

さて、ここまでBMWオーナーの年収事情から、モデル別の購入目安、そして気になる維持費まで、詳しく見てきました。

結局のところ、「BMWは手の届く存在なのか?」

答えは、「モデルや買い方を選べば、多くの人にとって手の届く可能性のある存在」と言えるでしょう。

確かに、新車の7シリーズやX5といったフラッグシップモデルは、依然として富裕層向けの車です。

しかし、エントリーモデルの1シリーズやX1、そして活況な中古車市場に目を向ければ、年収400万円~500万円台からでも、憧れのBMWオーナーになる道は開かれています。

重要なのは、「年収」という数字だけで判断しないこと。

  • 自分のライフスタイルに合っているか? (家族構成、使い方、走行距離など)。
  • 維持費を含めて、無理なく支払い続けられるか? (ローン、税金、保険、メンテナンスなど)
  • なぜBMWに乗りたいのか? (デザイン、走行性能、ブランドイメージなど)

これらの点を総合的に考え、自分にとって最適なモデル、最適な買い方(新車か中古車か、現金かローンか)を選ぶことが大切です。

  • 「見栄を張って無理して高いモデルを買ったけど、維持できなくなった…」
  • 「本当はもっと大きなモデルが良かったけど、年収で諦めてしまった…」

どちらも、せっかくのカーライフが残念なものになってしまいます。

BMWは、単なる移動手段ではなく、人生を豊かにしてくれるパートナーにもなり得る車です。「駆けぬける歓び」というスローガンの通り、運転する楽しさ、所有する喜びを与えてくれます。

そのためにも、しっかりと情報収集し、ご自身の状況と照らし合わせ、背伸びしすぎず、かといって妥協しすぎず、納得のいく一台を見つけてください。

新車ディーラーで最新モデルの試乗をしてみるのも良いでしょう。中古車販売店で、様々な年式やモデルを比較検討するのも楽しいはず。そして、維持費についてもしっかりと計画を立てる。

BMWオーナーの年収は様々。購入層も多様化しています。

あなたも、自分らしいBMWとの付き合い方を見つけて、素敵なカーライフを実現してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい世界が広がるはずです。

タイトルとURLをコピーしました