「BMWって、整備士なら憧れて乗ってるんじゃないの?」そう思ったこと、ありませんか?
でも現実は意外と逆。BMW専門の整備士が、自分ではBMWに乗らないケース、実は少なくないんです。

えっ、「BMW整備士がBMWに乗らない」ってどんな理由が?
この記事を読むと上記の疑問が解決します!

そこには“知ってしまった人”にしかわからないリアルな理由があるようです!
このあと詳しく説明するね!
今回は、整備士だからこそ語れる“BMWを選ばない本音”を徹底的に調査して迫ります。
BMWに憧れるあなたこそ、ぜひ読んでください。
なぜBMW整備士はBMWに乗らないのか?

- プロだからこそ避ける車がある
- BMWに潜む“プロ泣かせの構造”
- 「乗らない」じゃなく「乗れない」という現実もある
- 維持費?電装系?聞くだけでため息が出る話
- 国産車とのコスパ比較。正直に言います
プロだからこそ避ける車がある
整備士にとって車は「仕事道具」でもあり「現場で磨いた知識の結晶」でもあります。毎日いろんな車を触っていると、自然と見えてくるものがあるんです。
「この車、扱いやすいな」「これは整備しやすい」「これは…また来たか…」と、体が反応してしまうレベルで印象が刻まれていきます。
中には「あ、この車ってほんとに良くできてるな」と感心する車種もあります。そういう車は、作業していてもストレスが少ないし、部品も手に入りやすくて整備が楽。
言ってしまえば、整備士として“相棒”にしたくなる車です。
でも、そんな中でBMWはというと…正直、手がかかるんです。
整備のたびに「うわ、またか……」と内心思ってしまう。実際、「ここ、なんでこんな作りにしてるの!?」と声に出してしまうこともあるくらい。
壊れやすさ、修理の難しさ、部品の値段。
この3つがしっかり揃ってしまってる。しかも頻度が高い。要するに、プロの目から見ても「お世話になる回数が多すぎる車」なんです。
もちろん、それだけ手をかけなきゃいけない分、愛着がわくという声もあります。でも整備士の多くは、「自分の車にするなら、もっとラクに付き合える相棒がいい」と考えるもの。
だからこそ、「あえてBMWは選ばない」。
それが、プロならではの冷静な判断なのかもしれません。
BMWに潜む“プロ泣かせの構造”
BMWって、確かに丁寧につくられた車です。
乗っていて気持ちいいし、細部にまでこだわっているのが伝わってきます。
だけど、それが整備する側から見ると、“やりづらさの塊”に変わってしまうんです。とくにエンジンルームは、まるでパズルのようにギュウギュウ。
手を入れるスペースがなくて、簡単な作業でさえ一苦労することがしょっちゅうあります。
「この部品交換するだけで、なんでここまで外さなきゃならんの?」って、何度も心の中で叫ぶほど。いや、時には本当に声に出してしまうほどです。
それくらい、手間のかかる構造なんです。何をするにも工程が多く、時間がかかる。しかもその都度、専用工具が必要になるケースも多くて、整備工場でもすぐに作業できないことがあります。
整備マニュアルも一筋縄ではいきません。
日本語訳が回りくどかったり、そもそも情報が少なかったりして、読み解くだけでも時間がかかるんです。これはもう、慣れてる整備士でも「うーん…」と唸るレベル。
こういった“整備士泣かせ”の構造って、オーナーにはなかなか伝わらないんですよね。
外から見れば高級感があって、走りもよくて、「最高じゃん」と思える。でも、実はその裏側には“手間と時間”がたっぷり詰まってる。
プロの目には、そうした見えにくい部分がハッキリと見えるんです。
だからこそ、「自分の愛車にしたいか?」と聞かれると、正直悩んでしまう。それが整備士たちのリアルな本音なんです。
「乗らない」じゃなく「乗れない」という現実もある
そもそもBMWって、維持費がバカになりません。
購入した瞬間がゴールではなく、むしろそこからが本番。
買ったあとも、オイル、ブレーキ、バッテリー……ひとつひとつが高額で、「え、これだけでこんなにかかるの!?」と驚かされることがしょっちゅう。
特に純正部品にこだわると、ブレーキパッドだけでも数万円、バッテリーも高性能なものが求められるので2~3倍の価格になることも。
車検のたびにまとまったお金が出ていくのも当たり前で、年間の維持費が国産車の2~3台分になることもあります。
整備士の年収で「これを自腹で維持するのか……」と冷静に考えると、どこかで“現実的じゃない”と感じざるを得ないんですよね。
「好きだから」という気持ちだけでは乗り越えられないコストが、そこにはあるんです。
さらによくあるのが、「故障しても整備士なんだから自分で直せるでしょ?」という声。
でも実際は、仕事終わりに疲れた身体でまた重整備なんてやりたくありません。しかもBMWの場合、作業が面倒なうえに時間もかかるので、「直せる=楽」では決してないんです。
だからこそ、「乗らない」のではなく「乗れない」と判断する整備士がいても不思議ではないんです。
維持費?電装系?聞くだけでため息が出る話
BMWオーナーがよく悩まされるのが、電装系トラブルです。
「またチェックランプ点いた……」「なんかナビがフリーズする……」そんな声が何度も。
しかも、そのトラブルの内容が実に厄介。単にバッテリー交換すればOKという話ではなく、時には見たこともないような警告が表示されることもあり、オーナーを不安にさせます。
原因を調べるには専用の診断機が必要。
一般的な整備工場では対応しきれないケースも多く、結果としてディーラーへ持ち込むことになります。そしてその場で「要プログラム更新です」と言われれば、数万円コースも覚悟しなければなりません。
こうした対応は、整備士であっても気が重くなるレベルです。
実際、BMWの電装系は非常に高機能な分、センサーやECUなどが複雑に連動していて、ちょっとした不具合が大きなエラーとして現れることもあります。
なにより厄介なのは、その根本原因を特定するのに手間も時間もかかる点。場合によっては、一つずつ消去法で調査していくしかないことも。
その上、部品代も工賃もお高め。交換するセンサー一つ取っても、国産車の2?3倍の価格がついていることも珍しくありません。
診断から修理までにかかるコストと時間は、プロの整備士であってもため息が出るレベル。
だからこそ、BMWに精通している整備士ですら、「自分では維持したくないな……」「もし自分の車だったら、こんなにストレス感じながら乗りたくない」と正直に感じてしまうんです。
それだけ、電装系のトラブルはBMWオーナーにとって大きな悩みの種なんです。
国産車とのコスパ比較。正直に言います
例えば、トヨタのカローラやスズキのスイフトなら、部品も手に入りやすいし、構造もシンプルで整備も非常にしやすい。
国産車の強みは、なんといっても整備性とパーツ供給の安定感にあります。
ディーラーでなくても部品がすぐ手に入るし、トラブルの原因も比較的特定しやすい。維持費も安く抑えられるので、ランニングコストを気にする人には最適な選択肢です。
特に整備士にとっては、国産車は「効率のいい仕事ができる車」。整備中に余計なストレスが少ないし、作業工程もシンプルで無駄がない。
そのぶん、整備後のトラブルも少なく、お客さんにも自信を持って引き渡せるという安心感があります。
それに比べてBMWはどうかというと、「時間もお金もかかるのに、リセールも微妙」と思っている整備士が多いのが現実です。
もちろん、走りの良さやブランド力に惹かれる気持ちも理解できますし、デザインやステータス性に魅力を感じる人も多いでしょう。
ただ、現場を知る整備士たちは、その裏にある“現実”を知っています。
パーツの高騰、電子制御の複雑さ、作業の煩雑さ。それらを日々体感しているからこそ、「あえて選ばない」という結論に至るんです。
もちろん、好みの問題もあります。でも、「現実を知ってしまったからこそ、BMWを愛せない」。そんな本音を抱える整備士が少なくないのです。
それでもBMWを選ぶべき人って、どんな人?

- やっぱりBMWは魅力的。それは否定できない
- 新車はあり。でも中古車は“ギャンブル”かも
- 維持費にビビらない人だけが乗るべき
やっぱりBMWは魅力的。それは否定できない
ここまで聞くと「BMWってダメなの?」と思うかもしれませんが、違います。
BMWには他の車にはない、独特の魅力があります。
ステアリングを握った瞬間の一体感、エンジン音、後ろ姿の美しさ。乗っているだけで、ちょっと自分が格上の存在になった気がする。それがBMWなんです。
新車はあり。でも中古車は“ギャンブル”かも
整備士がよく言うのは、「BMWが好きなら新車で買え」。
なぜかって? それは“過去の整備履歴”が明確で、車の状態を自分の目で最初から管理できるからです。
新車なら、最初のオーナーが自分になるわけですから、どこでどんな整備をしたか、オイル交換をどのタイミングで行ったか、すべてがクリアです。
自分でメンテナンス計画を立てられるので、予防整備もできるし、大きな故障のリスクも最小限に抑えられるんです。
一方で中古となると話は別。
前オーナーがどんな扱いをしていたのかは、見た目だけでは判断できません。オイル交換を怠っていたらエンジン内部にスラッジが溜まっていたり、事故歴が隠されていたり、整備記録簿に書かれていない不具合が潜んでいる可能性も。
特にBMWのような高性能な輸入車は、些細な整備の手抜きが後々大きなトラブルにつながることがあります。だからこそ、整備士は中古BMWには慎重になります。
だから、中古BMWを買うなら、ディーラー認定の保証付きモデル。これ一択です。
認定中古車であれば、一定の基準を満たす点検が行われていて、修復歴もなく、保証も手厚い。しかも、万が一のトラブルにも対応してくれるサービスが付いている場合が多いので、安心感が違います。
「安く買えたけど、修理代で大損した……」なんてことにならないためにも、“安さ”ではなく“信頼性”を重視すべき。
これが、整備士としてのリアルなアドバイスです。
維持費にビビらない人だけが乗るべき
BMWに向いてるのは、「壊れたら直す」「メンテはコストじゃなく楽しみ」って心から思える人。つまり、ちょっと不調が出ても「よし、次の休日は整備だ」と前向きに受け止められる人なんです。
日々の点検を苦にせず、むしろ「この車のコンディションを自分の手でベストに保ちたい」と思えるような、メカに対する興味と愛情がある人。
そんな“クルマとの付き合い方”ができる人にとって、BMWは最高のパートナーになります。
逆に、「とにかく安く済ませたい」「ノーメンテで乗り回したい」「車は走ればOK」なんて人は、やめといた方がいいです。
BMWは“手がかかる子”。
でもその分、可愛がれば応えてくれる。しっかりメンテナンスしてあげることで、走りの快感や所有する喜びを倍返ししてくれる、そんな魅力があります。
だからこそ、BMWに乗る人は“買ったあとこそが本当のスタート”だと理解していることが大切。クルマとの関係性を楽しめる人にこそ、このブランドの真価が伝わるのです。
整備士がBMWに乗らない理由=BMWが悪いわけじゃない

- プロは“わかってるからこそ”選ばない
- リスクと魅力、両方知った上での“覚悟の選択”を
- 整備士の“本音”に耳を傾けてみてください
プロは“わかってるからこそ”選ばない
整備士がBMWを避けるのは、ただ単に「悪い車だから」じゃありません。
むしろ、BMWの魅力や高性能な走りを深く理解しているからこそ、感情的ではなく理性的に判断して「自分には合わない」と結論を出しているのです。
長年現場でBMWを見続けてきた整備士たちは、良い面も悪い面も、そしてその“裏側”までも知り尽くしています。
華やかなブランドイメージの裏にある維持の大変さ、整備性の複雑さ、そしてコストの重さ…そういったことを日々の業務の中で肌で感じているからこそ、客観的な目線で判断ができるのです。
ある意味、BMWのことを一番理解してるからこそ、あえて距離を取る。
その選択は、BMWを否定しているわけではなく、むしろリスペクトを含んだ「自分には違う選択肢が合っている」という大人の決断と言えるかもしれません。
リスクと魅力、両方知った上での“覚悟の選択”を
BMWは決して安い買い物ではありません。だからこそ、ちゃんと知ってから選んでほしい。
「壊れても許せる」「維持費もひっくるめて楽しめる」そんな覚悟がある人だけが、BMWの本当の魅力を味わえる。そう断言できるでしょう。
整備士の“本音”に耳を傾けてみてください
ネットや雑誌では見えない部分を、整備士は知っています。
そんなリアルな声を参考にすることが、後悔しないための最短ルートです。
耳が痛い話もあるかもしれません。でも、それが「知らずに買って後悔する」よりずっといいと思いませんか?
BMW整備士がBMWに乗らないワケ:まとめ

-BMWに乗るなら“知ってから選ぶ”が鉄則!-
- BMWは魅力も手間もデカい。両方受け入れられるかがカギ
- 整備士が避けるのは、知ってるからこその現実的な選択
- 中古車は特にリスク多め。安心を買うなら認定中古 or 新車一択
- 維持に手間もお金もかけられる人じゃないと厳しい
- でも、覚悟があればBMWは最高のパートナーになる
「買ってから知る」じゃなくて、「知ったうえで選ぶ」。
それが、後悔しないBMWライフの始まりです。